今回のテーマは“コーヒーの酸味”について。
「深いコーヒーは好きだけど、酸味のあるコーヒーは苦手……」という方、結構多いですよね。確かに深煎りでしっかりとしたコクや苦味のあるコーヒーは古くから日本人に馴染みのあるものではあります。
しかし、ここ最近のいわゆる“サードウェーブ”と呼ばれるコーヒーは、深煎りというよりはどちらかというと酸味のある浅煎りが注目されていたりします。
「コーヒーといえば苦いモノ」という固定概念のある方の中には、おそらく甘くてフルーティな味わいの浅煎りのコーヒーを飲んだことが無い方もきっと多いのではないでしょうか。
そこで今回は浅煎りでフルーティな味わいを楽しめるオススメのコーヒーの種類と、酸味の調整のやり方をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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甘くてフルーティな酸味のあるコーヒー豆って?
コーヒーがフルーティだといわれても、あまりピンとこない方も多いかも知れません。しかし、コーヒー豆というのは元々、“コーヒーノキ”という木になる果実の中にある種子です。
焙煎される前の「生豆」と呼ばれる状態になるまでには様々な工程を経るわけですが、その精製方法によっても味が全く変わってきます。代表的なところでいうと、
・パルプドナチュラル
・ウォッシュド(水洗式)
・セミウォシュド
・スマトラ式 …etc
こういった製法が挙げられますが、特にコーヒーのフルーティ感を楽しめるものといえば、この“ナチュラル製法”によって作られたコーヒー豆でしょう。
ナチュラル製法ってどういうもの?
ナチュラル製法というのは簡単に説明すると、コーヒーノキになった完熟した実を収穫し、果実のまま皮や実を取らずにそのまま天日干しで乾燥させます。そして、乾燥した実から種子を取り出す精製方法のことを言います。
つまりどういうことかというと、果実ごと乾燥させているので、そのコーヒーチェリーのフルーティな味わいがしっかりと豆に浸透し、コーヒーとして抽出した際にもその味が楽しめるのです。
ナチュラル製法のオススメのコーヒー豆は?
ナチュラル製法によって出来たコーヒー豆をいくつかご紹介しておきましょう。以下のものは特にフルーティ感を味わえるのでオススメです。
・エチオピア イルガチェフェ ナチュラル
・ドミニカ ワイニー
・コスタリカ ハニー(パルプドナチュラル)
・グアテマラ スイートナチュラル
・パナマ チェリーテロワール
他にも色々とありますので、ナチュラル製法となっているものをコーヒー店などで見かけたらぜひ飲んでみてください。ただし、ブラジルの豆は基本的にナチュラル製法ですが、あまりフルーティな感じはなく、ナッツ系の味のものが多いです。
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コーヒーの酸味まとめ
いかがでしたでしょうか?
私もコーヒーを飲み始めた頃は「コーヒーに酸味なんて…」と思っていましたが、このナチュラルの甘くてフルーティな味わいには結構ハマってしまっています。
コーヒーといえば苦いものというイメージで、酸味のある浅いコーヒーはあまり飲まないという方も、ぜひこれを機に飲んでみてはいかがでしょうか?今までの自分の中の固定概念が覆るかもしれませんよ!
ぜひ試してみてくださいね!それでは!
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