金属フィルター 
今回のテーマは“ペーパーフィルターと金属フィルターの味の違い”について。

コーヒーをハンドドリップで淹れる際に使うドリッパー。ハリオやカリタ、メリタなど様々なメーカーがペーパーフィルターを使用するドリッパーを販売していますが、ペーパーを使わない金属フィルターというものも存在しているのはご存知でしょうか?

今回はその金属フィルターで淹れたコーヒーとペーパーフィルターを使って淹れたコーヒーはどのように味が変わるのか、実際に同じ豆を使って味の違いを検証してみました。

金属フィルターの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
 
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ペーパーと金属フィルターの違いと特徴

コーヒー
おそらくコーヒーの淹れ方で一番馴染み深いのがペーパードリップではないでしょうか?

コーヒー豆の美味しいところを抽出してスッキリと飲めるのがペーパードリップの特徴と言えますが、一方で金属フィルターは良くも悪くもコーヒーの味が全て出てしまうというのが通説。

その一番の理由としてよく言われるのがコーヒーの油分と微粉ですね。

ペーパーの場合、抽出する際に出るコーヒーオイルと微粉はフィルターに吸着される為、基本的にはそれらは抽出されません。しかし、金属フィルターの場合はそれらも一緒に抽出される為、ダイレクトに味に現れるのです。

抽出された液体も、綺麗な液面のペーパードリップと比べ、金属フィルターの場合は液体が少し濁り、かつオイルが浮くのも特徴といえます。

そういう意味では、フレンチプレスで抽出するコーヒーと味の傾向が似ているといえるのかも知れません

実際に同じ豆を使って淹れてみた

コーヒー豆
そこで今回、実際に同じ豆を使ってペーパーフィルターと金属フィルターで味の違いを比較してみました。

ちなみに今回使用した金属フィルターはこのE-PRANCEというブランドのステンレスフィルターです。


使用した豆は前回の記事で焙煎したホンジュラスHG(シティロースト)と、某コーヒー店にて購入したパナマ・チェリーテロワール(ハイロースト)。こちらはいわゆるスペシャルティコーヒーです。

焙煎度の違いや品質の違いでも味の出方の傾向が変わるのかどうか、というところにも注目してみました。

≪抽出環境≫
・コーヒー豆:14g
・挽き目:中細挽き
・抽出時間:2分
・湯温:90℃
・抽出量:160ml

まずはホンジュラスHG(シティロースト)で比較

ハンドドリップ
まずはホンジュラスHGのシティローストをペーパーと金属フィルターで比べてみました。

シティローストなので、ある程度どちらもコクや苦味は感じられるのですが、ペーパーに比べ金属フィルターの方がよりコクが出ている印象。飲んだ時に感じるとろみ感が増し、マイルド。口に残る余韻もしっかり感じられました

肝心の微粉のザラつきも若干感じられましたが、ほとんど気にならない程度でした。うん、これは非常に美味しいですね。

続いてパナマのチェリーテロワール(ハイロースト)で比較

続いてはスペシャルティ豆であるパナマ・チェリーテロワール

まずペーパードリップで淹れてみましたが、この豆の良さであるストロベリーのようなフレーバー、果実感、また甘みと酸味のバランスが素晴らしく、文句なしの美味しさ。

そして次は金属フィルター。先ほど、ホンジュラスで試した時のように、「よりコクが増すのか?そんなの美味しいに決まってるじゃないか」なんて期待感で淹れてみましたが、こちらが意外なことに微妙……。

相変わらず強烈な果実感はありましたが、微粉の粉っぽい感じも含め、味に雑味が多く出ている印象フレンチプレスっぽいといえばそうなのかも知れませんが、プレスと相性が良いといわれるスぺシャルティ豆でこの味というのが意外でした。

さらにホンジュラスHG(ミディアムロースト)でも検証

という事で急遽、ホンジュラスHGのミディアムローストでも試してみました。

先ほどのホンジュラス・シティローストは金属フィルターで淹れると良い感じの味でしたが、ハイローストのチェリーテロワールは微妙。ではより浅煎りのホンジュラスのミディアムローストではどうか

結果・・・「非常に微妙」でした。

やはりこちらもチェリーテロワール同様、ペーパーに比べ金属フィルターの方が微粉の感じや雑味が多く出てしまっている印象。個人的にはペーパーの方が断然美味しく感じましたね。
 
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まとめ

金属フィルターとペーパードリップでの味の違い、いかがでしたでしょうか?

今回の私の検証では金属フィルターは浅煎りよりも深煎り系の方が向いているのではないか、という仮結論に至りましたが、浅煎りで雑味が多く感じられるということを考えると、「もしかするとフレンチプレスのように粗挽きで抽出した方が良いのでは?」という考えが浮かびました。

という事で、またいつか「金属フィルター×浅煎り×粗挽き」というテーマで試してみたいと思います。

それでは!
 
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