ペーパードリップには欠かせないコーヒードリッパー。
ドリッパーにも様々な種類がありますが、皆さまは何をお使いでしょうか?今回は数あるドリッパーの中でも、“国産ドリッパーの名器”とも云われるHARIO V60についてご紹介します。
ぜひコーヒードリッパー選びの参考にして貰えればと思います。
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商品化は今から40年以上も前
昨今のスペシャリティコーヒーブームで見かける事も多くなったこのHARIO V60ですが、その元となる商品が開発された実に1960年代まで遡ります。
当時はコーヒーがまだ贅沢品で、ネルドリップで淹れるのが主流でした。そこで、それに近い感覚で淹れられる円錐形のものを、という事で開発されたのがこのドリッパーです。しかし、当時はほとんど普及することがありませんでした。
一番の特徴はひねりを加えた“スパイラルリブ”
販売から20年近く経ち、2004年に改めて開発された際に取り入れたのが、このドリッパーの特徴でもあるスパイラルリブです。
通常のドリッパーのリブは真っ直ぐですが、これに捻り(スパイラル)を加え、底面を一つ穴にしたことによって、お湯を注いだ際の抽出効率を格段に上げる事に成功したのです。
※上下に伸びるリブの場合はリブと壁面が密着して濾過の抽出効率が悪い。
要するにこの構造になる事で、注ぎ方次第で味をコントロールし易くなったという事です。ゆっくりと注げばコクの深いしっかりとした味に、早く注げばすっきりとした味わいになります。
そのアイデアが今のスペシャリティコーヒーのブームにマッチし、様々なバリスタが使用し、日の目を浴びる事になったのです。
使いやすく均等に落とせるのが魅力!
私も愛用していますが、一度使えばその使いやすさを実感して貰えると思います。淵が丸いので、カリタなどで採用されている台形のものと比べて、均等に綺麗に落とせるのも魅力ですね。
世界的なスタンダードとなった国産名器のドリッパー“HARIO V60”。ドリッパーで迷った時はこれを使えば間違いないでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。